【買収をお考えのお客様】お相手に与える印象という観点からの注意点

こんにちは、クラリスキャピタルです。

買収をお考えのお客様はM&A案件について、情報を精査し、検討し、進めるかどうか判断されるわけですが、売主様も同様に買主様が譲渡するお相手としてふさわしいかをみているということに注意する必要があります。

M&A案件情報の提供段階、トップ面談や、交渉における各段階を通して、売主様はお相手の買主候補様のことを吟味されています。

M&Aの取引条件に双方様の合意が形成されていても、買主様の言動に失礼があったり、資金力に不安があれば、売主様のほうからお断りされることがございます。

タルト前回の【買収をお考えのお客様】ご相談からの流れで書かせていただいたように、M&Aの売り案件については不動産情報のようにすぐ情報を出せません。

これは、まずは案件をご紹介させていただいても大丈夫なお相手先か確認するためのプロセスが弊社、売主様にとって必要だからです。

お客様(買主候補様)がどのような会社様か、どのような意図でM&Aをお考えか、M&Aの資金力等をお持ちの会社様か確かめさせていただいていだき、売主様へお客様への案件ご紹介の承諾を得てからのご紹介になります。

特に、買主様のコーポレートサイトがなく、会社案内もご用意がなく、ネット上にも全く情報がない場合、情報不足によって、売主様は買主様に対する判断が難しくなります。

そのため、このような場合、買主様は売主様へ自己紹介の機会が訪れることに備えて、会社紹介の書面を作成したり(もちろん会社案内を作成されるのがベストですが)、個人で買収をお考えのお客様はご自身のご経歴やプロフィールを作成されるとよいかと思います。

また、M&Aで具体的にお話しが進んだ場合、資金力を確認させていただくために、買主様の決算書等の財務情報をいただくことがございます。