M&A仲介会社・M&A仲介業者の選び方(2)

こんにちは、M&A仲介会社のクラリスキャピタルです。

前回のブログ記事ではM&A仲介会社にはどのような種類・特性の会社があるのか、クラリスキャピタルの立ち位置も含めて、説明させていただきました。

今回は、クラリスキャピタルが考える、M&A仲介会社を選ぶ際のポイントについて書きたいと思います。

M&A仲介会社を選ぶ際のポイントは

“ M&A仲介会社・M&Aアドバイザーの実力差はピンキリなので、複数社の担当者と会って、信頼して任せることができる先を選ぶ ”

ことにつきるかと存じます。

以前、「頼れるM&Aアドバイザーとは」という記事で書かせていただいたような社会人としてレベルの低いM&Aアドバイザーであったり、怪しい情報屋、モラルの欠如したM&A仲介会社から、必要な専門知識とM&Aの実務に精通しているM&Aアドバイザー・仲介会社まで実力の開きは大きいというのが、この業界にいるものとしての実感です。
専門知識が豊富でも、M&Aを成功に導く力量・経験も、個々人の能力差が激しいところだと思います。

049M&A仲介会社とアドバイザリー報酬・手数料でトラブルになって、クラリスキャピタルにご相談いただくお客様も多いです(「頼れるM&Aアドバイザーとは」の中の「4.着手金や中間金をとったのに、動いてくれない」をご参照ください)。

債権・債務の関係性の無理解、税務・会計的知識の欠如から、売主様の要望をあわせた形の最適なスキームを組み立てられていない案件概要書を目にすることもあります。

M&A仲介会社による秘密保持・情報管理が徹底されておらず、業界で出回り案件になってしまったことで、「よっぽど、どこも手をださない案件だろう」と思われて、M&A案件としての価値が下がってしまった案件も見たことがあります。

M&Aのパートナー選びにおいて、このような失敗をしないためには、信頼できる会社か、実力のある会社・アドバイザーか、一度会っただけで判断するのは容易な事ではありませんが、売主様にはご自身のビジネスを展開される中で培われた、会社・人を見る目をフル活用いただき、数社の仲介会社の担当者にお会いされ、その担当者を信頼してうまくやっていけるかという人柄の面も含めて、比較検討して選ばれるのがよいかと思います。